・幼稚園の声・

こどもの運動能力を高めることは大切な園の仕事です

吞竜幼稚園(栃木県佐野市) 小林 研介 園長


小林 研介 園長

【質問1】園長先生の「健康教育」に関する“こだわり”を教えてください。

  • 〇 ケガの少ない子を育てる
  • 〇 専門の団体を導入している園の運動能力が低いという話を耳にするが、それは体育指導の時間にのみ運動を行っていて普段の保育と連動していないからではないのか。1クラス30~40分の指導だけでは力が育たないのは当然。任せっきりにするのではなく、保育の中でも身体を動かす事を展開しつながりを持った活動にしていく。その中で専門の指導者が更に子ども達の力を上げていく。
  • 〇 agency(エージェンシー)を尊重した活動を展開する。子どもは誰もが主体性を持っている。その行為主体性を引き出し、尊重していく。

【質問2】こども体育研究所を選んだ理由を教えてください。

※他の団体との違いがあれば詳しくお伝えください。

園に出向してからの行動面。任された体育指導の時間だけでなく、朝は登園した子ども達と外で遊ぶ。昼は一緒に給食を食べる。等、子ども達、幼稚園のために行動する方針には共感、感心している。

※今の時代は専門の体育団体を導入している幼稚園が多い。だからこそ、任された指導時間だけではなく、講師として1日をどう過ごすのかが重要なのではないか。

【質問3】これからの当所に望む事があれば教えてください。

  • 〇 体育という専門的な側面から、保育へフィードバックしていくようなデータ、提案の提供。
  • 〇 3歳児、2歳児のカリキュラムの構築

【質問4】最後に、未来に伸びゆくこどもたちへのメッセージをお願いします。

今、世の中は何が起こっても不思議ではない。Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧さ・不明確さ)「VUCA」の時代と呼ばれている。だからこそ、そんな世の中でも生きていける子どもに育って欲しい。体力はもちろん、応用力、忍耐力、諦めない心を持ち、この世の中を生きていける子どもになって欲しい。

吞竜幼稚園【公式ホームページ】

ページの一番上へ

×